Memento mori
Teng jing-official part.2

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オーダーメイドと人間性~after one month~

入社して1ヶ月経ちました。

ケースにもアサインされ、土日が潰れたり睡眠時間が無くなったり、社会人に復帰してきた感じがあります。前に働いていた頃は学生に戻りたくて戻りたくて、実際に戻ってみたんですが、退屈で半年で挫折してしまいました。親もいないし、働かないと死んでしまう意識が深層に刷り込まれているのもあるかもです。

監査業界から戦コンへ。仕事に没頭すれば没頭するほど、前職との意識や哲学の違いを意識させられます。

監査業界における経典はGAAPでありIFRSであり、そこからの逸脱は許されません。監査人はこれらを叩き込み、クライアントに適用していきます。クライアントの業務は多種多様であれど、共通言語たるGAAPやIFRSに収斂していくのが仕事です。

一方で、コンサルタントに要求されているものは何か。、クライアントのイシュー、問題の深層にある真なる「悩み」に深く切り込んでいき、昇華、変革させることにあると思います。少なくとも、入社一ヶ月の私の認識はそうです。

クライアントを変革させるのは並大抵のことではありません。深い洞察、横断的な知識量や情報量に基づいた示唆に富んだ提案は当然のことで、その先、理論を超えてクライアントの琴線に触れるような提案をしていかなければなりません。どんなに立派に餅を描いても、「ふーん」で流されたら我々コンサルタントの価値はありません。

どうすれば良いのか。先ず話を聞いてもらうためには、彼らと同じ言語を扱い、同じ時間意識で物事を考えなければいけません。第三者としてのポジションをキープしながらも、同じ目線で彼らの問題意識を共有し、イシューにまでたどりつき、伝えていく。そこに要求されるのはクライアントごとに完全にオーダーメイドで仕事をする職人意識です。

オーダーメイドに、職人として仕事をする、、、蓄積されたナレッジは、読んでいると勉強になりますが、自分のケースには役には立ちません。上司の持っている情報は本やネットでキャッチアップできるものではありません。パワーポイントはいつも白紙の状態から書き上げ、テンプレートがあるわけではありません。寝る時間削って、時間をかけて考えて考えて、仕上がったアウトプットに不純物が混じっていると、ぽいってされます。超、、苦しいです(;´Д`)。

社長が仰ってたように、「コンサルタントは仕事でなくて生き方だ」という意味が分かってきました。IFRSのような軸のない世界で、頭脳だけでなくて人間性まで含めてお客様に買ってもらえるかどうか。一人前になるには時間がかかりますが、上海という労働環境はそんなに時間をくれるわけではありません。

読書記録

転職を行い、かつ職種を替えたため、キャッチアップするために一時的に消化能力を超えた数の本を読んでいる。本によっては深い示唆を私に与え、また繰り返し読みたいものもあるため、ここに記録を残すことにする。


2012~
「マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック」イーサン・M・ラジエル
「戦略コンサルティング・ファームの面接試験」マーク・ゴゼンティーノ
「ビジネス頭を創る100の難問」ジョン・ケイドー
「戦略コンサルが使い続ける9つのスキル」Think!(雑誌)
「論理で人を騙す法」ロバート・J・グーラー
「考える技術・書く技術」バーバラ・ミント    ★★
「M&Aを成功に導く 財務デューデリジェンスの実務」PwC株式会社
「戦略の原点」清水勝彦     ★★
「意思決定のための『分析の技術』」後正武
「イシューからはじめよ」安宅和人    ★★★
「中国の会計・税務詳解」新日本有限責任監査法人
「提案の技術」高田貴久    ★
社内の膨大な研修スライド

「M&Aを成功に導く ビジネスデューデリジェンスの実務」アビーム M&A コンサルティング

khaos ~after one week~

入社して一週間とちょい経ちました。

徹夜は我社の文化です~と流暢な日本語で話しかけながらヘバっている中国人
すっかり現地化してしまっている日本人
俺は頭が良いんだってオーラが体臭のように漂ってくる日本人

椅子と机とPCを渡された他、誰も仕事の指示をくれるでもなく話しかけてくるわけでもなく
暇なので「中国に進出してくる日系企業の会社形態」「2008年税制改正の影響と対策」
二つの研究結果をスライドにして上司っぽい人に渡してみました。
、、、全部読まれることもなく構造的にうんこって言われて突き返されましたヽ(´Д`;)ノ

・コンサルは人に何かアドバイスして、その人を動かす仕事
・そしてアドバイスの対象は須らく死ぬほど忙しい人
・数分で読んで、或いは見て、骨格が分からないとダメ
・その内容は全て読んだ人間を、アクセルにしろブレーキにしろ動かすような内容でないとダメ

うーん(~o~)仰ることは分かるんだけどね



早くケースに放り込んで欲しいなぁ。
前職では一つの案件をジョブって言ってましたが、コンサルでは一つの案件をケースって言うらしいです

teng jing official part.2

china0801.jpg

8月からまた社会人に復帰します。

「夢を追う」という言葉はよく聞きますが、中国に行こうと決めてからクリティカルにありとあらゆるものを失い、ようやく現地で家と仕事を確保するに至りました。得るものと失うものは等価であるとの大原則がありますが、私が手に入れたものは、失ってしまった真っ当な幸せ、平穏な人生に匹敵するものなのでしょう。きっと。



なんで中国なのか。10年、15年を見越した経済発展、その中で培った経験や人脈が生み出す自身の付加価値向上や差別化、というのは多分にあります。ただしそれだけでは無い。

街に充満する腐敗した食べ物と糞尿の臭い。路上ではバラックから流れ出る茶色い水が道路を浸し、上半身裸の住民が魚や鶏を解体してます。顔を上げれば巨大な高層ビルが立ち並び、深夜でも高層ビルを纏うネオンは消えることがありません。これが今、私が住んでいる光景です。
中国は、私にとって健全な町です。格差、欲望etc..本来面と向かって立ち向かわなければいけないものと、この国は堂々と向き合って生きています。ここに住んでいると、自分が生きているという実感を得ることができるのです。

思い出すだけで反吐を催すような気分になりますが、私が生まれ育った処は新興住宅地でした。清潔で、格差が覆い隠され、生きることの不条理が全て糊塗された結果出来たような街でした。不条理な箱の中で、私を生んだ人間に隷属することを強制され、自分の価値観を繰り返し殺されて、情緒的な虐待を受けて成長しました。力に蹂躙され、殺されるために餌を食べるブロイラーのような人生。自分で生きるようになるまで、死ぬことしか考えてませんでした。



日本の監査法人で働いていた私が中国へたどり着くまでの軌跡を記すために始めたこのブログ。その目的は1年を経て達成されました。今後はたどり着いた先の中国で生き延びていかなければいけません。前半期をpart.1とするならば、今後のブログはpart.2となるのでしょう。

Part.2に移行した記念として、ブログの題名も変えました。Memento mori。”死を想え”と訳されますが、その本来の趣旨は、どうせ死ぬのだから今を楽しめ、という意味です。

誰にも等しく死は訪れます。四角い歯車が一秒一秒死を刻む間、それまでの時間を、自分の魂を、もう誰にも殺されずに精一杯楽しく生きたいと思います。

事故

錦糸町に帰ってきました。また働いてます。
カイシャの帰りでした。21時頃だったと思います。
錦糸町はサラリーマンが多い街ですから、21時といえば帰宅するサラリーマンや一杯やっていこうとするサラリーマンで賑わう時間です。 一方で、反社会的な人間が多いのも特徴です。

交差点で信号待ちをしていると、原付と車が衝突しました。事故です。 結構な勢いだったので原付に乗ってた方の人が勢いよく飛ばされて 私を含めたサラリーマンの塊が信号待ちをしている横断歩道の前に投げ出されました。

錦糸町で原付に乗っている人間は基本的にヘルメットをしません。顔は血だらけで、頭からは夥しい血が流れ落ちていました。 どうやら、左腕がもげたようです。
私は119番しなければと思いながらiPhoneを取り出そうとしつつ何気なくあたりを見てみると、信号待ちをしているサラリーマンが老いも若きもこぞってその血だらけの人を携帯カメラで撮影しだしたんです。

ぞろぞろと前に携帯をかざしながら、顔はニヤニヤと。 あるものは、同僚と話しながら。
「ヤベー、コレ。エグいなあ」とか
「すげーもんに出くわしたなあ」とか
結構立派そうな服装のサラリーマンや年配の方も。 誰も止めに入らない。撮影をやめない。

私は119番し、その場を足早に立ち去りました。
あそこに1分でもいたくなかったからです。
あの時。携帯カメラで撮影してた人たちの何ともいえない笑みを今も忘れることができません。

人間の病理を垣間見ました。それとも、助けようとした自分が病んでいるんですかね。


リラックマのお部屋

プロフィール

teng jing

Author:teng jing
上海在住。公認会計士から経営戦略コンサルタントへ。

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